夏の暑さも和らぎ、過ごしやすい秋がやってきました。
ただ、大型の台風が相次いで到来し、各地で甚大な被害をもたらしています。
被害に遇われたみなさまには心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
さて、秋と言えばみなさん何を思い浮かべられますか?
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・
私はよく図書館も利用して、1~2週間に一冊ぐらいのペースで本を読んでいます。
ジャンルはビジネス関係の実用書や精神心理学関係や昔から興味がある宇宙についての本等まとまりはありませんが、
小説(フィクション)はほとんど読みませんでした。
ところが先日会社の後輩から「海賊とよばれた男(上・下)」がものすごくおもしろかったですよー
と言っていたのを聞き、少し興味がわいたのでヒマつぶしにでも読んでみようかと軽い気持ちで貸してもらうことにしました。
この本の主人公のモデルは出光興産創業者の出光佐三さんで、もちろん小説ではあるのですが、かなりリアルにその生き様が描写されており、日本人が昔から大切にしてきた和の精神、互助の精神、自分たちの利益ばかりを追求するのではなく、世のため人のために行動するという、主人公への感情移入で引き込まれると共に畏敬の念と憧れを抱く、すばらしい作品でした。
その後同じ百田尚樹さんのデビュー作「永遠の0(ゼロ)」も後輩から借りてイッキ読みし、(これも感動して泣けます・・・)
また次は池井戸潤さんの「ロスジェネの逆襲」を読み終えました。
「ロスジェネの逆襲」は、みなさんご存知超人気ドラマだった「半沢直樹」の続編にあたる作品で、ドラマを見ていた後だけに半沢直樹=主役:堺雅人さんのイメージそのまま頭の中でストーリーが展開されていき、朝方まで読みふけってしまうほど興奮の連続でした。
いや~ほんと読書っていいものです!
振り返ると学生時代はまったく本を読みませんでした。むしろ大嫌いでした。小学生の頃なんか読書感想文の宿題ではあらすじだけ読んで書き写すものですから、いつも先生に怒られていましたし、国語&社会も成績はまったくダメでした。
ところが社会人になって間もなくのこと、先輩からシドニー・シェルダンの小説を薦められたのがきっかけで、あんなに本嫌いだった自分がウソのように、それからほぼ全シリーズを借りたり、買ったりして読み漁りました。
確かに映画やテレビ(ドラマ)、マンガでも同じように感動したり、楽しんだりできるとは思いますが、やはり本(活字)を読むというのは、またそれらとは少し違った感覚というか、奥深さを感じられたり、想像力をかきたてられたり、私の場合には普段あまり使っていない頭や心の刺激になっているように思われます。
みなさまも秋の夜長と言われるこの時期、読書に勤しまれてみてはいかがでしょうか。
取締役:瀬戸口